問診・検査 |
1 年ぐらい右肩に違和感があり、 5 ヶ月ぐらい前に肘も痛くなった。病院ではテニス肘と診断され、シップをもらった。放っておけば自然に治るとのことだが、肩がだんだん動かなく挙がりにくくなり、腕を下から後ろに回す動作も痛い。 |
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1 回目
(テスト、診断) |
(テスト、診断)腱反射テスト、肩の可動域のテストと加重テスト。動作テストにより、右肩肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)と診断。何故、このような状態になってしまうのか説明。肩の多くの組織(腱盤)の損傷と、これ以上固まって(石灰化)しないように心がける。肩のコリは、関節の可動域制限による場合もあるので、治療しながら経過観察を行う。(治療)まずは全身の「トリガーポイントセラピー= TPT 」と「肩関節治療」=主に等尺運動と癒着剥離の治療。同時に家でできる簡単な体操を指示。 |
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2 回目
(1週間後) |
(症状)患者様のスケジュールの都合上、 1 週間ごとに治療を行う。肩自体の痛みは少しずつ和らいだ気がする。但し動きの範囲はあまり変わらない。体操は、少しずつできている。(治療)痛みの変化は見られるので、前回同様の治療を行い、家での体操を意識してやってもらうように確認。 |
| 3 回目
(1週間後) |
(症状)痛みは少しずつ取れてきた気がする。腕は挙がりやすくなり、違和感はすくなくなった。体操は毎日続けていたとの事。腕を下から後ろに回す(腰紐結の動作)はまだ辛い。(治療)挙上テストでかなりの改善がみられる。同様の治療に加え、可動域制限を起こしていると思われる筋肉(インナーマッスル)を中心にアプローチ。体操継続。 |
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4 回目
(1週間後) |
(症状)肩も前回来たときよりも楽になっている。慢性的な肩こりもあまり感じなくなった。腕を下から後ろに回す時にまだ違和感と痛みがある。(治療)前回同様良質な痛みになってきている。よって、継続して、 TPT 、肩関節とインナーマッスルの治療をおこなう。体操はがんばらず少しずつ継続していこうと確認。(本人の都合で次回は 2 週間後) |
| 5 回目
(2週間後) |
(症状)腕を下から後ろに回す動作も、だいぶ上がるようになってきた。気がついたときに簡単にできる体操は毎日継続している。肩こりもあまり感じなくなってきた。(治療) TPT 、肩関節とインナーマッスルの治療。いい状態に改善してきているので、肩関節の剥離(癒着の剥離)を行う。術後の挙上テストはかなりの改善。 |
| 6 回目
(2週間後) |
(症状)今回は、体操をあまりしなかったが、動きの可動域が元に戻ることも無かった。状態は現状維持。(治療)体がいい状態を覚え始めているため、元に戻らなかった。可動域を広げる肩関節の剥離(癒着の剥離)を継続。術後のテストも良好。悪い行動を再チェック。 |
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現在 |
まずは現状維持。四十肩・五十肩は両側やる場合が多いので、予防医学と健康維持もかねて、月に 1 〜 2 回来院。 |
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総括 |
四十・五十肩は、 3 つのステップを経て、回復していく旨を十分理解してもらった上で治療を行うことが大切です。( 3 つのステップとは=痙縮、拘縮、回復期と言います。)よって、タイミングによっては、どんなに有名で名医の先生が診ても、次第に“痛くなってくる時期”があり、一方タイミングが良ければ、だれが診ても「この先生は神様だ!」となるわけです。大切なことは、ほって置いても 1 年〜 2 年で治ってしまう痛みの期間を、どれだけ短くしてあげられるか、また、痛みがなくなった後に、可動域を前と同じだけ保てるか、になります。(きちんと対応しないと、多くの場合、痛みは無くなっても、以前より腕が上がりにくい、動きにくい、ということになってしまいます。) |